住宅の劣化軽減に関する評価は今回の基準にも含まれていますが、その他の設備関係の機能的な劣化等の価値の低下や、住宅に係わるトータルな耐久性の評価が重要になってきます。 |
マンション等の集合住宅の場合、周辺環境の善し悪しは販売面からいっても重要な要素になりますから、建設以前に周辺環境の評価がなされて建築されますが、注文住宅の場合にも周辺環境は重要な評価対象になるものと考えられます。 |
住環境の評価とも絡んで住宅そのもののデザイン性も評価の対象になってきます。米国では、数種類のデザインパターンがあり、そのパターンによって住宅の評価が変わります。ヨーロッパでは、伝統的に景観を保全しています。地域にマッチしたデザイン性も重要視されてきます。 |
今回の日本住宅性能表示では、高齢者のための機能性が重視されましたが、住宅の使い勝手の良さとは、性能だけでは割り切れないものがあります。 |
集合住宅に置いては、この防犯性が重要な評価対象となりますが、一般住宅ではまだその基準がありません。 |
建築リサイクル法が成立し、住宅の建て替えは勿論、新築に際してもリサイクル素材の使用状況が評価されます。将来的には、LCC(ライフサイクル・コスト)が評価される事になります。 |
今回の日本住宅性能表示では、住宅の性能を表示しますが表示した性能に対して責任を持つ体制にはなっていません。 |