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断熱

プラスチック系断熱材を主要断熱材として選択

押出法ポリスチレンフォーム(第3種)

松下孝建設は、押出法ポリスチレンフォーム(第3種)を断熱材に採用しています。利点としてグラスウールなどの繊維系断熱材と同等の断熱性能を求めた場合、半分以下の厚さで済みます。
ポリスチレンは水を吸う性質がないために結露にも強く、大雨や台風で壁面に水分が浸入しても被害を最小限に食い止めます。
板状の断熱材で施工がしやすいのでムラも少なく、均一な断熱施工が可能になります。
ポリスチレンには圧縮強度があり、ある程度の厚さになると施工中にその上に乗っても踏み抜くこともなく安全な作業が確保でき、住宅のクオリティーが高くなります。
施工中に穴などを開けた場合も発泡系のウレタンなどで簡単に補修が可能です。
断熱施工や気密施工に支障をきたすことが非常に少ない断熱材です。

壁断熱

天井断熱

同じ50mmの試料で断熱効果を比較した場合、断熱に優れている木材の更に倍程度の断熱性能があります。鉄筋コンクリートの場合は、気密性能は高くなりますが、断熱性能はかなり劣ります。土壁の場合は鉄筋コンクリートよりも優れていますが、断熱材としての効果は期待できません。鉄の場合には、熱伝導率が高すぎて失熱量が大きくなり比較できません。
押出法ポリスチレンフォームは断熱材として、とても優れた住宅建材です。

グラスウールのように水を吸う断熱材は、湿気の多い日本には不向きな断熱材です。さらに、エアコンを使用する事で、夏の逆転結露が問題になっています。逆転結露とは、断熱性能が低い壁面がエアコンで冷やされると、外気に含まれる湿気が断熱材の中や室内側の壁面で結露を起こし、冬の結露よりも住宅の耐久性能に悪い影響を与えます。

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