耐震・構造
構造躯体
基本構造用柱は4寸角、九州産ムク材を標準採用
通常は、3.5寸(105mm)の柱が一般的ですが、松下孝建設では4寸(120mm)の柱を標準採用しています。また、柱の数や構造材の数も一般住宅に比べて約1.5倍程度多くしています。
乾燥ムク材を採用し、グリーン材(未乾燥材)は使用禁止
白蟻被害の防止と構造材のゆがみや狂いを防ぐために、未乾燥材(グリーン材)の使用は一切禁止しています
落とし込み根太を基本構造に、根太・垂木とも通常の1.5倍の材料を採用
一般的な根太は転ばし根太といって、構造材の上に施工します。松下孝建設では土台に切り込みを入れた落とし込み根太を採用しています。転ばし根太の場合には、揺れに対して釘だけで支えなければなりません。落とし込み根太の場合は、根太と土台が一体化するため土台の揺れを防止し、住宅の耐久性が格段に強くなります。
根太の間隔は303mm
通常、根太間の巾(ピッチ)は450mm〜600mmと施工店によってまちまちですが、松下孝建設の場合には303mmを標準にしています。ピッチを狭めることで、強い床構造を構築できます。
構造用集成材
松下孝建設は、基本的に九州産のムク材を太く多く使用することで強度を高めています。
ただし、設計上で柱を建てないで大きな空間を取る場合は集成材を使用します。店舗や大空間、吹き抜けの場合には構造用集成材が採用されています。この場合でも、外国産を使わず、国産で信頼性の高い集成材を採用しています。
梁・ムク材 |
梁・集成材 |
基礎と土台はアンカーボルトでコーナー部分はホールダウン金物、束は鋼製束等で固定
束は、従来の木の束から鋼製束に変更しています。鋼製束は防錆処理がされて半永久的に腐ることもなく信頼性の高いものです。木材と異なり万が一にも腐ることも白蟻の被害を受けることもありません。土台と基礎はアンカーボルトと柱に取り付けたホールダウン金物で固定します。基礎・土台・柱の一体化で耐震性能を確保します。
天井を支える梁は羽子板ボルトで固定、柱や筋交いを柱頭・柱脚金物で補強します。
鋼製束 |
アンカーボルトとホールダウン金物 |
羽子板ボルト |
柱頭・柱脚金物 |